この度は、オンライン講座「体幹強化・最速アプローチ」にご登録頂きありがとうございます。
講師の福井 優です。
普段は都内で整体の事業をしており、独自理論に基づいた施術を日々提供しています。
この講座では、20年以上の施術経験から得られた体幹強化の方法を紹介しますので、ご自身に合うものを選んで実践して頂けたら嬉しいです。
まずはそもそもの大前提として、体幹という言葉がどこを表すのかについて説明します。
体幹とは、身体において頭・腕・脚以外の胴体部分を指す言葉です。
近年、トレーニング・ヨガ・ピラティスなど健康に対する意識が高まっていることもあり、体幹という言葉自体は様々なところで聞かれるようになりました。
しかし私の印象では
正しい認識のもとで、効果的に体幹を強化できている人はまだまだ少ない。
と感じています。
実際私の整体を受けに来る患者を診ていると、体幹の不安定さが原因で身体のどこかを慢性的に痛めている、というケースが非常に多いです。
それほどまでに、現代人は体幹が不安定になってしまう環境で過ごしていると言えるでしょう。
(詳しくは第6回で説明します)
では、体幹が弱いままだと身体にはどんな悪影響があるのでしょうか?
一言で説明すれば、
体幹が弱いと姿勢保持が難しくなる。
ということが言えます。
ですから、あなたの日常生活の姿勢をチェックすることで、体幹の安定度を測ることができます。
そこでまずは、以下の「姿勢に関するチェック」をやってみてください。
あなたの普段の姿勢や過ごし方で、当てはまる項目はいくつありますか?
①片方の足に体重を乗せて立つ(片足重心)。
②壁に寄りかかって立つ。
③脚を交差させて立つ。
④脚を組んで座る。
⑤テーブルに肘をついて体重を支える。
⑥イスに浅く腰かけ、上半身を後方に倒して背もたれに寄りかかる。
⑦電車で立つことや、階段を上ることがしんどくなってきた。
⑧自宅で横になってくつろぐ時間が多い。
⑨沈むタイプのソファに深く腰掛ける。
⑩スマホやパソコンの画面を見るとき、目線が下がって頭が首の前に出ている。
⑪疲労を感じやすい。
⑫気が付くと猫背になっている。
当てはまる項目が多いほど、体幹が弱っている可能性が高く注意が必要です。
今はまだ症状が出ていない人でも、上記のような悪い姿勢や過ごし方を治さないまま年を重ねると、更に大きな問題を招いてしまう場合があります。
その一例としては、次のような問題が挙げられます。
●慢性的な肩こりや腰痛
●椎間板ヘルニア
●脊柱管狭窄症
●変形性関節症
●尿漏れ
●寝たきりでの介護生活
現在の年齢に関係なく、体幹強化によって普段の姿勢を改善することは、全ての現代人に必要なことと言えるでしょう。
当院の患者の事例を紹介します。
30代の男性(Aさん)が、「腰を痛めてまともに歩けない」という状態で来院しました。
話を伺うと、「スポーツをやっているときに腰に衝撃が走った」とのこと。
そして、実は以前にも「くしゃみをしたとき」や「少し高めの段差から飛び降りたとき」などに同様の症状が出て歩けなくなったことがあるそうです。
以前にも他院で処置を受け一時的には良くなったそうですが、根本原因の解消には至らず、何かのきっかけで時々また腰を痛めてしまうとのことでした。
実は、Aさんのように
スポーツの習慣がある人でも体幹は弱っている。
というケースは意外と多いです。
体幹の弱い人が負荷の高い運動を継続すると、衝撃を上手く吸収できずちょっとしたことで痛めてしまうことがあります。
というわけで、このAさんに対して体幹強化メニューを提供しました。
その結果、今までどこの整体・整骨・治療院に言っても十分に改善でいなかった腰痛が、以降は再発ゼロで過ごせるようになりました。
そして、Aさんからは更に嬉しい報告が。
体幹強化によって腰痛の心配がなくなり、日常生活の質が格段に上がりました。
スポーツでも自分の身体が思い通りに動かせるようになり、以前はできなかったプレーができるようになりました。
すると、自分自身の発想にも変化が起こり、
「自分にはできないと諦めていたハイレベルなプレーも、練習すればできそう」
と新たなアイディアが浮かぶようになりました。
体幹強化の真の効果は、
「思考も前向きに変わって、自分の未知の可能性に気づける」
ということですね!
この報告からも分かるように、脳と身体は相互に繋がっています。
そのため、身体が自由になって能力UPを実感できると、今まで制限されていた思考にも気付けるようになるのだと思います。
体幹強化は、身体にとどまらず思考やメンタル面での良い変化にも繋がり、趣味や人生をもっと楽しむための有効な手段になるのではないでしょうか。